赤ちゃんの離乳食の方法として近年注目されているBLW(Baby-Led Weaning)。赤ちゃんが自分で手づかみで食べ物を食べる離乳食の方法です。BLWは、さまざまな面で良い影響があるとされています。
私が取り入れた理由は4つ!
①どうせ食べづかみの時期はくるんだから最初からやらせてもいんじゃない?
②食べ物に対して観察したり触ったりして興味を持ってほしい
③食材、本来の味を知ってほしい(味覚を発達させる)
④食事に完璧を求めなくて良かった
ということから。
私は、この方法を取り入れて良かったと思っているので、BLWを実践することで得られるとされる主なメリットを8つ紹介します。
■8つの効果
①家族と一緒に食事を楽しむスタイルが実現しやすい
BLWでは赤ちゃんが自分の手で食事を取るため、親がスプーンで食べさせる必要がありません。そのため、大人と一緒に同じテーブルで食事を楽しむスタイルが取り入れやすくなります。食事の時間を共有することで、自然な形で食事のマナーやリズムを学ぶ環境を整えることができます。
実際、私は基本的に様子を伺うだけで食べさせるということはほとんどせず、あまりにも食事量が少なく感じた時は、お手伝いすることもありました。

②赤ちゃんの主体性を育みやすい
BLWは、赤ちゃんが自分の意志で食材を選び、口に運ぶプロセスを大切にしています。このような経験を重ねることで、食べることへの意欲や自己決定力を育てることができると考えられています。主体的に行動する力は、今後の成長にも良い影響を与えるとされています。
③食事準備の手間を減らしやすい
BLWでは、大人の食事から取り分けて赤ちゃんの食事とすることが多く、従来の離乳食のようにペースト状にするなどの手間がかかりにくい傾向があります。特に忙しい家庭や兄弟姉妹がいる環境では、食事の準備や管理がしやすくなるという利点があります。
潰すという手間がなかったのは良かったです。ごはんもおかゆの時期は短くBLWにしてからは通常の白米を小さくボール状にて出してました。BLWにしてからは、おかゆはむしろ食べてくれなかったです。
野菜は素材の味をしっかり味わえるので蒸し野菜にしています。今でも調理した料理より蒸し野菜の方がよく食べてくれます☆(親としては作るのも楽なので助かる~☆笑)

④手指の発達と脳への刺激が期待できる
手づかみで食べる行為は、赤ちゃんにとって「目・手・口」の協調運動を経験する貴重な機会となります。このプロセスを通して、手指の器用さや脳の発達が促されるとされています。食事の中で自然に発達を促す仕組みが整いやすい点が注目されています。
結構、この点は、私が重視してたポイントの1つです。
⑤食事そのものが楽しい体験になりやすい
自分の好きな食材を選び、食感や味を確かめながら食べ進めることができるため、食事が遊びや発見に近い体験となります。このような楽しい経験を通して、食事に対するポジティブな印象が定着しやすくなると考えられます。
⑥五感をフルに活用できる
BLWでは、食材の色、形、温度、質感などを赤ちゃんが直接手で触れることができます。これにより、五感を刺激するだけでなく、食材の特徴を自ら理解するきっかけにもなります。感覚を通じた学びが自然に行われるのが特長です。
⑦保護者のストレス軽減につながる可能性がある
BLWでは「きちんと食べさせなければならない」という意識から、「赤ちゃんを信じて見守る」スタンスに変わることが多いため、精神的な負担が軽減される傾向があります。毎日の食事に対するハードルが下がり、よりリラックスした育児環境が作りやすくなるとされています。
⑧食事の移行がスムーズに進みやすい
BLWを取り入れることで、赤ちゃんが早い段階から食材そのものに慣れるため、離乳食から普通食への移行が比較的スムーズに進みやすいという特徴があります。食べ物に対する抵抗感が少なく、自然な形でステップアップが期待できます。
これは、すごく感じています。いつからいつまでが離乳食だったのか、よくわかないぐらいです。
調味料の味が付くようになったり、スプーンが自分で上手に使えるようになったから、離乳食は卒業かな?と思うぐらいです。
■BLWのデメリットや安全性
デメリット①
BLW最大のデメリットは、子供主体なので基本自由にさせることが前提なので、最初は食べることよりも興味をもって掴んだり投げたりします。なので、散らかしても大丈夫な状態に環境や自分の気持ちを整える必要があります。特に自分の気持ちかな!笑
赤ちゃんの行動をすべて受け入れる!という覚悟でいないと、食べてくれない、散らかす、、、
って、メンタルがやられてしまうかもしれないです。
綺麗好きで汚れるのが嫌いな人には不向きです!
デメリット②
うちの場合は、ヨダレ荒れがひどかったので、食事が口周りについてしまうため改善に時間がかってしまった。ミルクもまだ飲んでる時期だったので治癒優先で食事を無理にさせないこともありました。
良い病院に出会ってからは改善は早く、今はほとんど荒れることもなく綺麗な肌に戻たので良かったです☆
安全性について
固形物なんか最初からあげて大丈夫?食事をのどに詰まらせそう!という心配については私もありましたが、食事を詰まらせるというリスクは、一般的な離乳食との差はほとんどないそうです。
初めのころは嗚咽したり、むせることも多く焦ったりもしましたが、これは赤ちゃん自身で誤飲を防いでいく過程で必要な行動だったりするそうです。本当に詰まったら怖いので、かなり注意してはいましたが、今のところ一度も詰まらせることなく育っています。
■おわりに
BLWは、従来の離乳食方法に比べて柔軟でありながらも、多くのメリットをもたらすとされています。すべての家庭にとって最適とは限りませんが、育児スタイルに合わせて取り入れてみることで、赤ちゃんとの食事時間がより豊かなものになる可能性があります。
一般的な離乳食を否定するものではありません。労力、時間的手間を考えると市販のベビーフードを取り入れることは、忙しいママにとって効果的だと思います。
うちの場合、離乳食時期は育休中で私にも時間の余裕があったからできたのかもと思うこともあります。
興味がある方は無理なく始めてみてください。無理だと思ったら、途中からでも変更して全然問題ないと思います!子育ては完璧を求めたり、こうでないといけないになってしまうと、自分も子供も疲れてしまいます。赤ちゃんはできなくて当たり前というスタンスになると、少し気持ちはラクになるかな☆
コメント